あーあ、ついに船場吉兆「廃業」です (>_<)
船場吉兆の使い回し、あわびなど新たに8品目
2008年05月28日20時29分 朝日新聞
食材の産地偽装や料理の使い回しなどで経営が悪化し、再建を断念した高級料亭「船場吉兆」(大阪市中央区)は28日午後、同市に廃業届を提出した。女将(おかみ)の湯木佐知子社長(71)は代理人弁護士と記者会見し、「食品の安全・安心への信頼を裏切ったことをおわび申し上げる」と一連の不祥事を改めて謝罪。さらに、使い回しをしていた料理が新たに8品目あったことを明らかにした。代理人によると、従業員はこれらの料理について「下座の客に出すことが多かったように思う」と話しているという。
会見で廃業を発表した湯木佐知子社長の眼鏡に、涙がたまった=28日午後1時36分、大阪市中央区、新井義顕撮影
廃業を発表した湯木佐知子社長は、会見中何度も涙をぬぐった=28日午後1時37分、大阪市中央区、新井義顕撮影
廃業の会見に、大勢の報道陣が詰めかけた=28日午後1時38分、大阪市中央区、溝脇正撮影
湯木社長は会見の冒頭、「もはやこのような状況のもとで吉兆というのれんを用いて営業することは、社会的にも許されないものと考え、本日、この名称を自主的に返上することにしました」と述べた。代理人は「使い回しの発覚後、客の予約が以前の半分から3分の1まで減った」とし、債務が民事再生法適用を大阪地裁に申請した1月時点での約8億円から約9億円に増えたことを明らかにした。
また、使い回し発覚後に実施した全従業員への無記名アンケートの結果を公表。本店での使い回しは14年前から始まり、新たに「フルーツ寄せゼリー」「たたみいわし」「あわび」など計8品目の料理を再利用していた実態があったと説明した。
代理人によると、大阪地裁は同日、船場吉兆の申し立てを受けて民事再生手続きの廃止を決定し、保全管理命令を出した。今後、同社は保全管理人のもとで破産手続きに移行する。船場吉兆はこの日、廃業届とともに大阪市長名の営業許可証も返還した。
「吉兆」は、料理人で文化功労者の故・湯木貞一氏が1930年に大阪市で創業。その子どもたちがのれん分けする形で、三女である佐知子氏が社長を務める船場吉兆のほか、本吉兆、神戸吉兆、京都吉兆、東京吉兆が91年に設立された。五つの吉兆の間には直接の資本関係はない。
キャラ的にはおもろい女将ですが、対応を間違ったようですね (>_<) 「アブロードカナダ」