5日にゲートウエイの債権者集会があり、そのニュースが報道されました。
毎日新聞
ゲートウェイ21の債権者説明会で1回目の終了後、参加者に詰め寄られる福井社長=東京都千代田区で2008年10月5日午後7時46分、山本晋撮影
破産申し立て中の留学支援会社大手「ゲートウェイ21」(東京都新宿区)の債権者説明会が5日、東京都内であり、福井伴昌社長は「本当にすみませんでした」と土下座して謝罪した。経営破綻(はたん)後、社長が公の場で発言するのは初めて。社長は「集めた資金をそのまま海外送金すればよかったが、会社が存続できない状態となり手をつけた」と資金流用を認めた。約800人の被害者は「詐欺だ」と厳しく批判した。
(まさしく、このブログで指摘してきた通りの構図です。)
同社は、留学予定者から預かった資金を、専属契約する海外の現地法人を介して留学先やホームステイ先に支払う。
(これが通常の流れです)
このシステム通り送金されれば留学に支障はないが、実際には払われていないケースが相次いでいた。
(学校に申し込みもされていないのが実態でした。)
会場から「預かり金に手をつけたのか」と追及されると、福井社長は「その通り。そうせざるを得なかった」と認めた。
(お金に使い方は書いてありませんので、そうなるのは当然ですね。ただ何度も指摘してきましたが、もうダメとわかっていて「営業をかけさせた」経営陣。これは「詐欺」行為です。)
使途は先行してあっせんした他の留学生の費用だけでなく、会社の事務所の家賃や人件費にも及んでいた。さらに「『送金が集中する3、4、8、9月を乗り切れば』と思っていた。昨年もそれで乗り切った」と流用が常態化していたことも認めた。説明会に同席した野間啓弁護士は「昨年6月ごろから資金繰りが厳しくなっていた」と説明した。
一方で個人的な蓄財など私的流用は否定。「私財を4000万円(会社に)入れた。個人財産は残っていない」と強調した。野間弁護士が「返金は難しい」と話すと、ため息に包まれた。男性が「あなた(社長)を刑事告訴します」と発言すると、一斉に拍手が起こった。
(残念ながら「告訴」してもお金は返って来ないんです (>_<) 裁判費用だけかかって、回収するお金が限りなくゼロ。たとえ裁判に勝っても、裁判に勝ったという事実が残るだけで、裁判維持のお金がさらに出て行きます。へたをすると「有罪」だけど「執行猶予」が付いたりして、なんだったんだろ~てなことにもなりません (ー_ー)
訪れた被害者が会場(定員約200人)に入りきれず、外の歩道に50メートル以上の列を作った。参加者を入れ替え説明会を2度を開いたが、流用した原因は「全国展開に伴って経費が増え、売り上げが落ちたため」とだけ説明。
(この構図って、ゲートウエイだけ?他にも似たようなところがあるでしょ~心配になります (>_<)
イタリアで料理人の修業をするため、肉体労働のアルバイトでためた約80万円を支払った埼玉県北川辺町の男性(30)は「答えられなくなると『すみません』で済ます。具体的なことは聞けなかった」とあきれ顔だった。
ゲートウエイの被害者の方にはご同情申し上げますが、残念ながらお金は「消えてしまった」ようです。
さて、ゲートウェイに引っかからなかった方、ラッキーでしたが、日本の大手同業他社に申し込まれていて、既にお金を支払った方、ご心配のことかと思います。
事業形態が似たり寄ったりですので、万一がありそうです。
そこで、アブロードカナダからアドバイスできることは、
申し込みをした学校に本当に申し込みがされているのかどうか、またお支払いをした授業料が本当に学校に支払われているかどうかを確認してください。
通常、私どもエージェントでは学校に申し込みをすると、学校からインボイス(請求書)が送られてきます。それをエージェントに見せてもらってください。
おそらく日本の大手エージェントは見せてくれないかと思いますが、時期が時期ですので「強くでる」ことをおススメします。
また、授業料をお支払いでしたら、入学許可書が学校から発行されます。それをエージェントに請求してください。
インボイスはくれない、入学許可書もダメ、と言う場合は「学校に直接メール」してください。
申し込みをされた学校は大抵ネットで調べられます。もしわからなければアブロードカナダのHPの左側にカナダの各地区ごとに学校の紹介があります。
ご自分の申し込んだ学校をクリックしてその学校のHPに行ってください。きっとそこにはメルアドが載っているはずです。しっかり探すと日本人カウンセラーのメルアドもそこにあることと思います。
まさか自分が、、、、とならないように、がんばって行動を起こしてくださいね。
以前からこのブログを見ていて、ゲートウェイ21に申し込みをしそうになったのをやめました。
なかむらさんには感謝しています。
ありがとうございました。
わが子も来年の7.8月から再来年の6月まで留学する事が決まっています。。
この時期こんなニュースはとても不安です。。
IFというインターナショナル・フェローシップという所なのですが・・大丈夫でしょうか?
文科省の国際教育科に確認もしましたが・・今ひとつよくわからないようです・・
ご存知でしたら是非教えて下さい。
宜しくお願い致します。
IFがどうなのかは残念ながら存じ上げておりません。
留学先の入学許可書があればまずお金はその学校に行っているかと思います。
ご確認をしてみてください。